今回はお金の管理についての話です

現金出納帳という帳簿について、本来の機能や作成目的などを書いてみました

 

ビジネスに必須の帳簿とは

法人でも個人事業でも、帳簿の基本は「現金出納帳」です

極端な話をすれば、現金出納帳さえできていれば、帳簿の90%は完成していると言っても過言ではありません

(もちろん、業種や業態によっては違いますが・・・)

極端な話をすれば、ビジネスや商売をすることの最終的な目的は「お金を得ること」です

したがって、お金がいくら入ってきて、いくら出ていったのかを管理することが最も重要になってくるわけです

預金取引については、預金通帳に記録が残りますので、あえて出納帳を作成せず通帳に取引内容をメモしておくだけでもOKでしょう

しかし、現金はそうはいきません

現金は基本的に毎日動きますので、出入りを記録して残高を管理しておく必要があります

 

現金出納帳で管理する3つの項目

現金出納帳では3つの項目を管理しています

その3つとは

① 現金の入金状況(売上や収入など)
② 現金の出金状況(経費など)
③ 現金の残高

特に重要なのは、③現金残高です

先にも述べた通り、ビジネスの最終的な目的が「お金を得ること」なのですから

事業活動によって「どれだけ現金が残ったのか」を把握することが最も重要になるわけです

しかし、多くの事業者の方の帳簿を見てみると、現金残高の管理が疎かになっているケースを多く見受けます

これは、帳簿をつけている理由が「確定申告のため」だけになっていたり、損益計算上の利益だけをみているためだと考えられます

確定申告のためには決算書を作成しなければなりませんので、お金の出入り(つまり収入と経費など)を科目ごとに区分することに意識が集中してしまいます

また、損益計算上の利益や損失(つまり収入から経費などを差引いた金額)に目がいってしまうという方も多いのです

この結果、お金がどのくらい残っているのか?また、その残高は多いのか少ないのか?という部分が疎かになっているわけですね

 

お金の残高管理の重要性

実は、残高管理が不十分であることは非常に危険な状態なのです

損益計算書上は利益が出ているのに、資金不足で倒産した!なんていう話をよく見聞きしませんか?

所謂、黒字倒産と云われている形態です

倒産の原因は様々ですが、主にキャッシュフロー(お金の出入りと残高)の管理が不十分なために起こる典型的なパターンといえます

繰り返しになりますが、現金出納帳や預金通帳で、最も重要な管理項目は「残高」です

本来、現金出納帳は「帳簿上の残高」と「実際の現金在高」を照合するために作成する帳簿なのです

もしも帳簿と実際の残高が不一致の場合、その原因を解明しなければいけません

そして、どうしても残高不一致の原因が不明(釣銭誤りなど)の場合、現金過不足勘定で調整をする必要があるのです

つまり、極端に言えば、現金出納帳は現金残高を管理するための帳簿だとも言えるわけです

お金の管理とは、残高を管理することです

適切に残高管理をすることが、資金繰りやキャッシュフローの改善にもつながります

面倒でも現金管理は適正に、そして遅れることのないように注意しましょう

 

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