プチ改革・プチ改善という経営安定化のための考え方

こんにちは、税理士の天河(あまかわ)です

多くの経営者が企業発展を願っていると思い込んでいたら、そうでもなかったということがわかりました

そこで、今回は経営の安定化について考えてみました

 

経営者の多くは”発展”より”安定”を求めている

ご存じの方も多いと思いますが、「グーグルトレンド」というサイトがあります

グーグルでどんなキーワードが多く検索されているかを調べることができるものです

そのサイトで、「経営」というワードと組み合わせて、「発展」と「安定」というふたつのワードを調べてみました

結果は、「安定」というワードとの組み合わせが圧倒的に多かったのです

多くの経営者が経営の安定化について調べているということなんですね

最近はアベノミクスや日銀の金融緩和などの影響で、少しづつ景気も上向き加減ではありますが、長い間の景気低迷で「経営発展」を考えるどころではなかったのでしょう

まずは、経営を安定化させて企業を継続することを優先的に考えている人が多くなるのもうなずけます

しかし、多くの先達は「安定を求めれば企業の存続はない!常に新しいことにチェレンジし発展させることが重要である」と語っています

実際に、安定経営をしているように見える企業は日々新陳代謝を繰り返しているからこそ安定的に継続している(ように見える)のです

現状を維持することに目を向けるということは、今の悪いところを立て直そうとしているということ

これは「足踏み」をしているのと同じで、企業の維持はおろか、むしろ後退させているといってもよいのです

事業活動で利益を出す方法というのは、収入を増やすか、コストを減らすか、のふたつしかありません

そして収入を増やすには、顧客を増やすか、単価を上げるか、しかありません

以前から取引のある顧客を大切にするのは必要なことですが、お得意様だけを相手に商売を続けていると、顧客を増やすことも単価を上げることもできません

新規顧客獲得のための策を講じなければ、自然に売上が減少していくことは目に見えていることなのです

「安定経営」と「現状維持」を履き違えると、その企業はやがて消えてしまうと言ってもよいでしょう

とはいえ、「大きな変革」には資金も時間も必要ですし大きなリスクも伴いますので、よほどのプランでない限りは踏み切れないものです

 

プチ改革を起こせ!

※ 「プチ」である時点で改革と言えるかどうか…(笑)

経営の安定化というのは、結局のところ「変化」し「ちょっとずつ発展」していくことなのではないでしょうか

「ちょっとずつ発展」していくためには、一気に変革をするよりも「昨日より今日」という考え方が必要になってきます

昨日より今日のほうが「ちょっとだけ発展したな」と思えるような、「プチ改革」でいいのだと思います

大切なのは、経営者も社員も「プチ発展のために何をするか」という共通認識を持っておくことなのです

なにしろ「プチ」なので、うまくいかなかったら「元に戻せばいい」だけのこと

そして、少しずつ改革と改善をして、少しずつ発展していくことを習慣化しましょう

「どうすれば顧客が劇的に増えるか?」と訊かれれば、「そんな方法はありません!」と誰もが答えます

でも、確実に少しずつでもいいから顧客を増やす方法ならたくさんあるのです

大幅なコストカットをすれば、かえって経営を圧迫することがあります

でも、効率化のためのプチ改善を繰り返していけば1年後には確実にコストカットできます

大切なのは企業全体での意思統一であり共通認識を持つことです

従業員からの改善意見をどうやって集約するのかという「手段」を論じるのはその後で十分です

共通認識があれば、従業員からも自然に意見は上がってきます

どこかの企業のように、給与や報奨に反映させるのもいいかもしれません

でも、少しずつ発展していけば、「いずれ大きな会社になりますよ!」とは言いません

なぜなら、何も策を講じなければ会社は縮小していくものなので、プチ発展でプラマイ零(ちょいプラス)くらいです

結局、企業の安定的な経営(継続)のためには、「発展し続ける」ことが必要なのだという話に行き着くのです

 

 

【コラム投稿に関する注意点】

コラム(税理士の日記)に投稿された内容は、執筆当時の法令や情報等に基づいており、前提条件を限定した内容となっています。

安易にそのまま適用されることのないよう、お願いいたします。

実際の税務や会計の処理にあたっては、最新の法令やご自身の条件を検討のうえ、不明な点は専門家等へ個別にご相談してください。