ひとり起業、スモールビジネスのモデル例とホームオフィスの注意点などなど

最近、1人で起業してSOHOビジネスを展開する人が増えてきました

かく言う私もそのひとりです

SOHOビジネス、ひとり起業 のモデルケースや注意点、経理処理の方法などをまとめました

 

ひとり起業に向いている業種

まずは、どんな職種がひとり起業に向いているのか?という話です

当然ながら、一人でスタートできる職種は限られます

ひとり起業で代表的なのは、専門性の高い技術職

いうなれば、自分の知識や経験を活かした専門職です

収入の源泉が自身の能力や技術に拠っているので、大きな事務所や店舗を構える必要もなく、自宅や小さな事務所だけでビジネスをスタートすることができるのです

例えば・・・

士業やコンルタント、建築士、デザイナー、作家、学習塾、カイロプラクティック、ネットビジネスなどが挙げられます

特に資格保有者だけに業務が許されているような仕事であれば、ひとり起業でも十分にビジネスとして成立できます

学習塾やカイロプラクティックなどは、教室や施術スペースを確保する必要がありますが、それ以外のビジネスは事務所部屋さえあれば仕事ができる職種だと言えます

私の例(税理士事務所)であれば

クラウド会計システムを利用してペーパーレスに仕事をすすめることができるので、自宅の1室でも充分に仕事が可能です

 

ひとり起業のスケールについて

上に一人で”起業”することができる業種を上げましたが

ひとりで起業したからといって、ずっとひとりでビジネスを続けていくわけではありません

事業経営者である以上、将来的には事業の拡大を図っていくことになります

そうなれば、人を雇ったり、事務所や店舗を大きくしていくことも必要になってきます

例えば、美容院をひとりで起業したとします

ある程度の期間が経過すれば、お客さんも増えてきます

そうなると、お店をスムーズに運営するために、どうしてもスタッフが必要になるわけです

理美容業のような労働集約型のビジネスの場合、集客と作業効率を上げていくことが重要になるので、ひとりでの店舗運営では売上高が頭打ちになってしまうのです

こういったことは、他の職種にも当てはまります

ネットビジネスなどは1人で、しかもパソコン1台で稼ぎまくる!というイメージがあります

しかし、実際はネットビジネスで一定の収益を上げるようになった人は、事業を法人化して人を雇ったり、コンテンツの作成を外注するなどして、ビジネスをスケールしているのです

ひとり起業はあくまでもスタートラインであるということなのです

 

ホームオフィスのメリットとデメリット

ひとり起業で多いのがホームオフィスです

ホームオフィスとは、早い話「自宅兼事務所・店舗」のことです

 

メリットとしては

①事業開始のコストを抑えられ、スタートが楽

②通勤時間ゼロ(移動コストがゼロ)

③家事や育児などをこなしながら、ビジネスもできる

④いつでも仕事ができるし、いつでも休める(仕事による)

⑤家賃が不要

 

デメリット

①自宅なので、業種によっては集客しづらい

②気持ちの面でONとOFFのメリハリが付けにくい

③ひとりで仕事をするので時間管理が難しくなる

④いつでも仕事ができるけど、いつでも休めるので、怠け癖が付く

⑤仕事内容によっては、24時間労働になる危険性もある

⑥家族や周囲の人から「無職」と勘違いされる

といったところでしょうか

②~⑤は気持ちの持ちようと計画性の有無でどうにでもなる問題ではありますが

一番難しいのが⑥です

ちなみに、私の場合、自宅兼事務所が大きな道路に面していないため外に看板を出していません

そのお陰で、近所の人から「天河さんは何をしている人なの?」という疑念を抱かれたこともありました(笑)

業種によっては、小さくても看板を出しておく方がよいかもしれませんね

あと、家族からも「ずっと家にいるのだから」という理由で、様々な家事や雑用を頼まれたりします

どうも、自宅にいる=暇人 と思われているような・・・

特に私のようにパソコンを使った作業が中心の職種では、そういった誤解を招きやすいようです

 

スモールビジネスの経理

ひとりで事業を行うということは、その事業に関わる全ての業務を1人でやることになります

例えば、経理や決算申告なども、その一つです

しかも、帳簿をつける作業は面倒くさいのです(笑)

なぜ面倒くさいのか?

それは、収益を生まない作業だと思ってやっているからなのです

確かに、いくら正確に帳簿を付けても、直接的に売上が増えるわけではありません

しかし、本当は事業計画や資金繰りの管理や様々なビジネスシーンでの経営判断のために「経理」は不可欠なのです

経理という言葉は「経営管理」の略語です

自身の事業経営を管理していくために経理作業をおこなうのだと考えなければいけません

帳簿を付けるのは、税務署に確定申告をするためだけではないのです

とは言うものの…

ひとりで事業をしていると帳簿付けは後回しになりがちです

あなただけではありません。皆そうなんです

分かってはいるけど、営業や事業を優先してしまいます

 

そんなスモールビジネスのオーナー向けに開発されたのが全自動のクラウド会計ソフト

ネットバンキングやクレジットカード、レジアプリや電子決済など、様々な取引データと連携させることで、自動経理をしてくれるという会計ソフトです

こういった会計ソフトを利用して経理をすることで、事務処理を効率化すれば事業に専念する時間も確保できます

事業をスタートした時点では、できるだけコストを抑えたいところです

会計ソフトにかけるお金があれば、集客費用に充てたいという気持ちが強いのも分かります

しかし、会計データは蓄積しないと価値がありません

それらの蓄積された取引データや会計データを分析することで、事業の未来が見えてくるのです

この考え方を「未来会計」といいます

経理は事業計画や経営判断など、未来を決めるための判断材料なのです

出来るだけ簡単にスムーズに価値あるデータを正確に記録し蓄積していくことが、正しい経理の考え方だと思います

 

 

 

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