経営者が孤独な理由は、孤独でなければならないから

「経営者は孤独である」という言葉をよく聞きます

周りに相談相手もいないし、1人で決めていかなければならないことも多く、孤独感を味わう経営者が多いのは事実

そのため、経営者は外部に「つながり」を求めていくものです

しかし、経営者が孤独という言葉にはもう一つの意味があるのです

これまで語られてきた「経営者は孤独」という言葉のもつ意味の多くは、経営者であるという立場や環境から、経営者が抱く孤独感についてのものが多かったのです

いわば、経営者になったら「孤独」になりますよという話です

そして、その「孤独」に打ち勝つ方法を紹介する文献なども多く出ています

しかし、私が考えるのは・・・

「経営者は孤独でなければならない」というもの

経営者になったから孤独になるのではなく、経営者として、まともに仕事をするのであれば、孤独になるべきであるという意味です

これは、経営者に求められる思考について考えればわかることなのです

「誰とでも打ち解けて、心を開いて、仲良くする人の方が商売上手!」

商売の種類によっては、こういった一面が求められるケースもあるのでしょう

しかし、それは「商売上」求められる人柄であって、「経営者」に求められているものではないのです

経営を考える場合、最も重要なことは

人の真似をしない」ということです

過去にあったビジネスケースや、人がやってる商売の形を参考にするのは、とても良いことです

しかし、それをそのまま取り込むこと、つまり真似をすることは愚かなことです

たしかに、成功事例を真似ているのですから、一時的に業績が伸びることでしょう

しかし、結果として「先にやり始めた者には追いつけない」のです

それが、人まねの限界なのです

常に「新しいこと、人がやらないような事」を考え、実行していくことが経営者には求められます

恐らく、周囲の理解を得るのは大変でしょうし、反対意見ばかりになることもあります

そして、孤独感を味わうことになります

しかし、成功はその先にあるのです

成功の多くは「一番最初に始めた者」の手にあります

なぜ、最初に始めた者の元にしか成功がないのか?

それは「失敗」をしたかどうかという経験値の差なのです

最初に始めたことに「失敗」はつきものです

そして、その失敗を糧に、PDCAサイクルを経て新たなビジネスモデルが成立し発展していきます

人まねをしたのでは、この重要なサイクルを経ていないため不測の事態に直面しても対応できないのです

ネットビジネスの世界でも、数あるビジネスモデルの中で人まねが排除され始めています

儲かりやすいビジネスモデルにはたくさんの人が参入してきます

しかし、ノウハウの無い物まねビジネスでは数か月で行き詰まります

そして、モノマネをした人達は「ネットビジネスなんて、そんなに儲からないよ」というコメントを残して消えていきます

しかし、独自のコンテンツで月収100万円を超えるビジネスを成立させている人もたくさんいます

彼らの多くはネットやコンピューターに特別詳しい人ばかりではありません

ただ、彼らは「孤独」と闘いながら、コツコツとオリジナルコンテンツを積み上げていったのです

一般的に、ネットビジネスで結果が出るには2年かかると云われています

そして、人まねで始めた人は、この2年を乗り越えるノウハウを持っていないため数か月で挫折します

2年というのは一般的なビジネスにも当てはまるケースが多いのです

いろいろな経営者の方からも「最初の2年はしんどかったなぁ」という話をよく聞きます

「常に新しいこと、人がやらないようなことを・・・」という考え方が経営者に求められる以上

経営者が孤独になることは必然だと、言えるのではないでしょうか?

そして、「経営者が孤独なのが当たり前だ!」という考え方で乗り越えなければならないのだと思います

一方、良いパートナーを見つけるのも大切なことです

悩んだ時に相談できる人は多い方がいいと思います

ただ、あくまでも相談するのであって最終的に決断するのは自分なんですけどね

そういったところも、やはり「孤独」なんですよね

 

 

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