創業期に集客に悩んだ私の失敗例(実例)と対策

こんにちは、税理士の天河(あまかわ)です

税理士事務所を開業して、もうすぐ1年が経とうとしています

そんな1年を振り返ってみると、失敗したな~と思うことや、これはやって良かったな~と思うことがあります

起業を目指している方や、創業したばかりの経営者の方の参考になればと思い、その辺りのことを書いていきます
 

 

とりあえずWEB集客を考えた

創業した当初というのはネームバリューも無いので、一番の悩みは「集客」です

そこで私が考えた方法は、自分のメディアを持つということでした

最初はホームページを作ろうと思ったのですが、色々と調べていくうちにHTMLやCSSといった専門用語が飛び交っておりまして、さっそく頭がパンクしました

本屋に行って「3日でできるホームページ」という本を購入したのですが、見事に3日で挫折(笑)

特定の商品を販売したり、お店を構えてのビジネスであれば、ホームページを作るのは比較的簡単なのでしょうが、税理士事務所というのは難しいジャンルであることが分かったのです

税理士事務所は特定の商品を売っているわけではなく、店を構えて接客をする仕事でもありません

何を宣伝するのか?という、まさに「ステップその1」で、つまづいたわけです

さらに調べていったところ、ホームページを作ったところで、次なる大きな壁があることを発見してしまいます

それが、SEOと呼ばれるものです

SEOというのは、簡単に言えば「グーグル検索などで検索結果の上位に表示させるためのテクニック」です

これが実に難解で、早い話が「グーグル検索エンジンのアルゴリズムを理解していないと、適切なSEO対策はできない」わけです

そんな専門知識を身に付けようと思えば、軽く1年くらいの勉強時間を要することになります

 

メディアをブログに変更

そんなわけで、難しい手法であるホームページ作戦を諦めた私が、次に取ったのがブログ作戦でした

ブログはホームページ作成に比べると、簡単にコンテンツを作成して情報発信をすることができます

早速、無料ブログサービスのアカウントを取得しブログをスタートさせたのですが・・・

ブログを自身のメディアとして有効活用するためには、やはりSEO対策が必要です

その第一歩が「100コンテンツ作る」というものでした

ブログで言えば「記事を100本書く」ということです

しかし、この100本というノルマが、なかなかの重労働です

途中からネタも切れて、しょうがなく気になるニュースについて自分の意見なんかを書いていきました

すると、記事数が50本くらいになったときに事件が起きます

それまで、1日50人くらいにしか読まれていなかったブログに、突然1日4000人が訪れたのです

原因は特定の1本のニュース記事だったのですが、これにはビックリでした

その後もボチボチ更新していたのですが、ある日、私は重大なミスに気が付いてしまいます

実は、そのブログは匿名(ニックネーム)でアカウントを作っていました

ある程度、ブログパワー(ドメインパワー)が付いたら本名に変更して、事務所の公式ブログにしようと目論んでいたわけなんですが・・・

気が付いてしまったのです

税理士事務所の公式ブログになるような内容の記事が1本も無いことに(笑)

アクセスを集めることに熱中し過ぎてしまい、税金に関することも、ビジネスに関することも、ほぼ書かれていないブログが出来上がっていたのです

ひと月のアクセス数が1万を超えようとしているときの出来事でした

 

事務所のブログを立ち上げる

仕方がないので、泣く泣く事務所用の公式ブログを1から立ち上げることにしました

数か月かけて育てたブログが、全く使えないという悲しい事件です

もしも、あなたが自分のビジネスを宣伝するためにブログやサイトを立ち上げる場合には、中長期的な視点でコンテンツを作成することをお勧めします

最初はアクセスが集まりにくいと思いますが、 あなたのビジネスに興味を抱くような人だけが訪れるような内容に特化したほうが、結果的には良いメディアに育っていくと思います

さて、私はと言えば、新たに事務所用のブログを立上げ、猛スピードでコンテンツを作成しました

古い方のブログ経験で得た僅かな知識と経験にモノをいわせ、公式サイトを構築していったのです

公式サイトを作り始めて、3ヶ月くらい経過したころには、サイトからお問合せも来るようになったので、ひとまず安心といったところですが、はじめからキチンとサイトを構築しておけばよかったと反省してます

 

WEBマーケティングに出会う

ブログをやっていると、「どうすればアクセスを集めることができるか?」ということを考えるようになります

ビジネスに例えれば「集客」の部分ですね

集客を効果的に行う技術がマーケティングになるわけで、いつの間にか私もマーケティングについて詳しく勉強するようになりました

様々な情報が飛び交う中、ライティングやブランディングに関することも学んでいきました

その中で気付いたことは、私のようにブログを自分のビジネスメディアにする場合、ブログを書く目的が「ビジネスの宣伝」になってはいけない!ということです

ビジネスブログの場合、ついつい自分の「ビジネス」を宣伝してしまいがちです

現に、このブログでも私は自分の事務所をゴリゴリに宣伝しています(笑)

しかし、実はビジネスブログの本来の役割は「ブランディング」なのです

ブランディングというのは、自身のブランド力を高めていくこと

マーケティングにしてもブランディングにしても、基本的な手法は数多く存在しますが、自分のビジネスにマッチした方法というのは人まねでは実現できません

他の人が採ったブランディング手法を参考にしながらも、自分自身で独自のブランディングを行う必要があります

例えば

ある人は、過激な記事ばかりを書き続けることで、多くの批判コメントを受けながらも、自身のブログを度々炎上させることで有名になりました

この人のツイッターアカウントには、現在6万人のフォロワーがいます

といっても、今から炎上ねらいで記事をアップし続けても「炎上狙い」がバレバレで、定期読者を得ることはできませんので真似しないようにしましょう

また、ある人は、1点集中で特定の項目のみに特化した記事をアップし続けた結果、その内容に共感した人々が定期読者になり、やがて顧客につながっていきました

この方法は非常に有効なのですが、1つの要素に特化して「沢山のコンテンツを作る」というのは非常に困難なことです

毎日のように新しい情報をインプットし、自分の中で咀嚼し、そして毎日のようにアウトプット(記事執筆)し続ける必要があります

しんどいです かなり・・・

このように、ビジネスブログでは自身のビジネスを宣伝しまくるのではなく、自分自身を宣伝するようなイメージで記事を書き続けることが必要となります

このあたりを勘違いして、経営者の日常や仕事の内容ばかりをアップし続けると、アクセス数は伸びるもののブランディングにはつながらないということになってしまいます

日常的な話は「ときどき、つぶやくように書く」程度にしましょう

重要なのは、読んだ人が「なるほど!」と思ってくれるかどうか

あるいは、「この人なら大丈夫だろう」と信頼を得られるような内容かどうかです

かなり難しことですが、自分が自身が運営するビジネスの専門家である以上、顧客になり得る人々の為になるような記事を書いていくことが必要なのです

 

ビジネスブログが有効なビジネス

ブログによるブランディングは、全てのビジネスに有効というわけではありません

企業や商品をブランディングした方が良いビジネスの形態も存在します

ブログによるブランディングに向いているビジネス形態はSOHOビジネスです

例えば、税理士、建築士、デザイナー、美容師、コンサルタント、などなど

1人で行うようなビジネスで、主に「その人の能力」によって収益力が左右されるようなビジネスが、よりマッチすると思われます

例に挙げたビジネスは、顧客目線で見れば、「この人、どの程度の能力や経験や実績があるのかしら?」という見方をされるものばかりです

顧客からすれば、より高いスキルを持った人を信頼しますので、ブランディングがより重要になってくるわけですね

マーケティングもブランディングもブログ運営も、初めから上手くいく方法などありません

失敗を繰り返しながら、いろいろなアプローチを試してみるのが良いでしょう

なにより大事なことは、ブログを始めたら「続けること」です

途中でやめてしまったら、それまで投下した労力が全て無駄になってしまうのがブログです

私自身も、日々失敗を重ね、その度にコンテンツを作り直したり、記事を削除して書き直したりと、悪戦苦闘しながらも続けてきたことで多くの知識と経験を得ることができました

今後も、税務や会計に関する情報はもちろん、それ以外のことも発信していきたいと思いますので、よろしくお願いします。

 

 

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